財団法人 総合初等教育研究所

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漢字力調査


I.調査の実施について

1.調査の目的
  • 平成23年度から全面実施となった「小学校学習指導要領・国語」で学習している児童の,漢字習得に関する実態を把握すること。
  • 平成22年に改訂された「改定常用漢字表」で,音訓の追加があった漢字についての実態を把握すること。

2.調査の内容
  • 平成15年(2003年)調査で正答率の低かった問題を,学年ごとに25問ずつ抽出して読み・書きごとに出題し,現状の習得状況を調査。
  • 平成22年に改訂された「改定常用漢字表」で音訓の追加があった漢字(16字)について読み・書きの出題をし,習得状況を調査。

3.調査の対象
  • 今回の調査は,小学校13校の協力を得て実施。

○地域別調査実施校数

  東北 関東 近畿 九州
小学校 4校 4校 3校 2校 13校
※地域に調査範囲を設定した。また,漢字の学習に関して特別な環境にない,一般的な学校を抽出した。

4.調査の方法
  • 小学校第1学年から第2学年の学年ごとに「読み」問題と「書き」問題をそれぞれ作成し,原則として,「読み」問題と「書き」問題は別クラスで実施。

○調査実施人数

  調査人数 調査学級数
読み調査人数 書き調査人数 読み調査学級数 書き調査学級数
小学校1年生 336人 362人 13学級 14学級
小学校2年生 330人 374人 14学級 15学級
小学校3年生 387人 404人 13学級 13学級
小学校4年生 390人 380人 14学級 13学級
小学校5年生 386人 420人 12学級 14学級
小学校6年生 346人 357人 12学級 13学級
合計
2175人 2297人 78学級 82学級

○調査実施人数

学年末の2〜3月に,15分を目処に調査を実施。



II.調査研究書について

 1.規格 B5判48ページ
 2.発行 2014年11月20日
 3.構成
  第I章 調査の概要
  第II章 調査結果の分析と考察
  1〜6年字ワースト25 (2003年と2013年の比較)PDFが開きます
  小学校追加の音訓に関わる調査PDFが開きます