2.調査の内容 |
調査の目的に基づき,児童を対象としたペーパーテストによる調査を行う。 |
●問題の構成 |
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(1)小学校第1学年から第6学年まで,学年ごとに問題を構成する。 |
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(2)調査問題は次の2つの内容で構成する。 |
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1.計算技能を見る問題…前回の調査(平成14年実施)との比較検討もねらいの一つとしているので,計算技能について,各計算類型の中から基本的なものを精選して,問題を構成する。
2.「計算を支える力」を見る問題…演算決定や数の相対的な見方,見積もり,乗除の性質等の事項について問題を構成する。 |
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(3)調査問題は目的に応じ,次の2つのタイプで構成する。 |
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1.当該学年で学習する内容
2.前学年までに学習した内容(既習問題)
※前回の調査では,計算についての原理が分かっていれば,その考えを利用して解決可能な問題を「未習問題」として出題し,その取り組み方についてもみることとした。 |
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(4)各学年で習得した「計算の力」が,それ以降の学年でどのように定着しているかを明らかにするために,当該学年の問題や前学年までに学習した問題を「共通問題」として位置づける。 |
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(5)小学校第5・6学年の問題は学習内容が多いので,A・Bの2種類の問題で構成する。 |
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(6)学習過程でのつまずきの実態を明らかにするために,各学年で完成する計算の過程がよくとらえられるような問題を選んで配列する。 |